4.16 コミュニティ・ユニオン首都圏ネットワークとの交流会

[News] 2018/04/18

4月16日、日本労働弁護団東京支部とコミュニティ・ユニオン首都圏ネットワークとの交流会に参加しました。

交流会においては、各ユニオンから目標や活動の報告が行われ、労弁東京支部から普段の取組み・学習会・各労組との連携等の報告が行われました。また、ユニオンの活動報告の中では、雇止めを受けて現在会社と紛争中の組合員が自らの境遇などを語る場面もありました。

各ユニオンとも、個別の事件や具体的な活動報告をしてくださり、様々な労働運動の実際を知ることができ非常に有意義でした。

特に、外国人労働者や外国人技能実習生向けにいろいろな言語(主に東南アジア系言語)に翻訳した労働相談パンフレットを作成し配布しているという下町ユニオンの取り組みはとても参考になりました。また、懇親会では、若い世代への労働組合のアプローチの仕方や昨今の情勢などについての話題で盛り上がるなど、気さくで楽しい会でした。

労働弁護団に所属している弁護士は、目の前にある個別の労働紛争を解決することに力を注ぐことはもちろん、より良い労働環境を実現するために政策提言や労働運動を盛り上げていくべき立場にあると思います。そして、より良い政策提言や労働運動につなげていくには、労働組合をはじめとした労働者・市民の方々と力を合わせていくことが不可欠です。

本交流会は、労働運動の現場で尽力されているユニオンの方々のお話を聞き、懇親を深めることができるという点で、労働弁護団の弁護士としての在り方を意識できるとても良い機会だと思います。

また来年もぜひ参加したいですし、(人数等の都合もありますが)若手弁護士の参加が増えていけば良いなと思います。

弁護士 高橋寛